検索結果 全1000作品 公開年逆順 公開年順 作家名逆順 作家名順 作品名逆順 作品名順

  • 随筆・エッセイ 伊藤 飛鳥 マグダラのマリア ゴルゴタの聖女(抄) 初出年: 2013年

    〔目次〕 女性が新世界を切り開く マグダラのマリアは私たち一人ひとりの中に 無から有を創り出したイエスの愛 対極の位置で魂の交歓を持ったイエスとマグダラのマリア イブ、聖母マリア、そして──マグダラのマリア イスカリオテのユダ 神とイエスと私たち さまざまな十字架 私はなぜキリスト教

  • 評論・研究 丹治 伊津子 夏目漱石「京に着ける夕」論 初出年: 2013年

    ―寄席・落語に始まった子規との交友―   漱石と子規の交友のきっかけとなったのは、共通の趣味である寄席・落語であった。一切の教職を辞し作家となった漱石の最初の小品『京に着ける夕』は、親友への追憶を込め落語的な発想で描かれたものである。明治の京都を「太古のまゝ」という視点で創作した彼の意図を考察し、落語発祥の地・京都の文化を再確認する。寄席に関した資料を以てこの作品を論証したい。   &nbsp

  • 池田 瑛子 『岸辺に』抄 初出年: 2013年

    青い炎 音を消し 目をつむると みえてくる 母の深い悲しみの跡 言葉にもなれず どこにも刻(しる)されず 零れる涙にもなれず 日々の暮らしに隠されていった ひりひりする心の傷みを ながい歳月 月と星々が読みとってくれただろうか 亡くなって十七年も経つ今頃になって 母の悲しみの炎が 夜の橋を 渡ってくる ほの ほの と もえる青い炎が <p class=

  • 柏木 隆雄 詩集『かんさつ日記』抄 初出年: 2013年

    ピオーネ &nbsp; ピオーネ ピオーネ ぶどうだね 宝石(ほうせき)みたいな なまえだね &nbsp; ひとつぶ ひとつぶ 大(おお)きいね ぶどうの王様<rp

  • 小説 稲上 説雄 老医師(抄) 初出年: 2012年

    気管支炎 その診療所は、大井川の上流、私が住む島田市内から車で一時間ほどの山の中腹にあった。眼下には、緩やかな谷間の両側に民家が点在し、谷底の駅の周辺には小さな町の活気も遠望できた。 老医師はアゴに白鬚をたくわえ、いつも柔和な表情で、時には眼光鋭く、時にはとぼけた眼差しで、常にこちらの心理を推し量っているかのように接してきた。 老医師は、海外を含めたいくつかの大学病院の精神科教授を勤め、静岡のある総合病院の院長を数年間勤めたあと、この静かな山村に小さな診療所を開いた。精神科、心療内科の他に、内科、小児科の看板を

  • 評論・研究 岩谷 征捷 にんげんの加害力 初出年: 2012年

    ―島尾敏雄・特攻待機の体験― 「はまべのうた」 昨年の暮れでしたか、寺内邦夫さんの『島尾紀‐島尾敏雄文学の一背景』(二〇〇七年、和泉書院)を読んで、いたく心を揺さぶられたということがありました。寺内さん自らが「立体的な敏雄文学研究」とおっしゃるその実証的な方法には、以前から注目していましたが、これは氏のお仕事の集大成といってもよい労作です。寺内さんは、神戸市外国語大学時代の島尾さんの教え子ですが、今回初めて知ることができたのは、「著者略歴」にさりげなく書かれた体験の重さでした。「関西学院中学

  • 小説 水樹 涼子 岸辺に生う 初出年: 2012年

    人間・田中正造の生と死(上) 《目次》 プロローグ――野焼き 第一章 故郷の懐の中で 第二章 青春の挫折を糧に 第三章 新聞人から政治家へ 第四章 鉱毒との熾烈な闘い &nbsp; &nbsp; プロローグ――野焼き &nbsp; 一面、炎の海である。 見渡す限り

  • 小説 水樹 涼子 岸辺に生う(下) 初出年: 2012年

    人間・田中正造の生と死(下) 《目次》 第五章 谷中村民とともに 第六章 悠久なる流れの中へ エピローグ――遊水地の風景 &nbsp; &nbsp; 第五章 谷中村民とともに &nbsp; &nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;足尾銅山の鉱業停止をひたすら求め続けていた多くの被害民にとってそのこと<

  • 阿部 堅磐 詩集『円』抄 初出年: 2012年

    序詩 円 少年の頃 大きな円を描こうと 投企の世界へ この身を投げ入れた &nbsp; それから 苦の遊戯を たび重ねながら いろんな人に出会い そして別れた 中に偉大な心の持ち主や 優美な女人もいた &nbsp; さまよい歩いた霧の街や

  • 服部 剛 詩集『あたらしい太陽』抄 初出年: 2012年

    序詩 あなたが母の胎に宿った頃 天の息吹に託された 一つの名前が いのちの水晶に刻まれています &nbsp; &nbsp; ウルトラマンの人形 ―江ノ電にて― 江ノ電の窓辺に凭(もた)れ 冷たい緑茶を飲みながら </p

  • 評論・研究 北村 純一 芸術としての俳句のあり方について        ─ 社会性をベースにした詩性の確立 初出年: 2011年

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  • 小説 管理者 タグ 初出年: 2011年

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  • 評論・研究 高市 順一郎 Love for Nowhere and Musical Bliss 初出年: 2011年

    14 Later Poems of 谷川 俊太郎 TANIKAWA Shuntaro &nbsp; &nbsp; by 高市 順一郎 TAKACHI Jun’ichiro &nbsp; <p class="separat

  • 神山 暁美 詩集『「ら」』抄 初出年: 2011年

    「ら」 ハ長調「ら」の音 どんな言葉をはなす国でも おなじ音程の産声をあげて 人は泣きながら 生まれてくるという &nbsp; 疑うことも 媚びることも 恥じらうことさえ知らずに かがやくほどの裸身をさらして まっ白な朝 私もそうして生まれた &nbsp; その身を幾重もの衣で

  • 望月 苑巳 詩集『ひまわりキッチン――あるいは ちょっとペダンチックな原色人間圖鑑』抄 初出年: 2011年

    &nbsp; 夢明かりの果て ――安西均「この歌は何にまつはりうたいしか」による本歌取りの試み &nbsp; 袋小路に踏み込んで あやうく踏みくだきそうになってしまった思い出。 赤ちょうちん、ドブ板を渡る下駄の音 木洩れる奥居のかすかな天女の香 おまけに、釣瓶井戸辺の少女が、地球に話しかけている。 心の傷口に風がたわむれ </

  • 随筆・エッセイ 伊藤 飛鳥 「ガリラヤのカナ(抄)」 初出年: 2011年

    第一章 カナで何が起こったか ヨハネ福音書の特異性 ヨハネ福音書は、他のマタイ・マルコ・ルカ各福音書にはない独特のリズムに揺動している。 ヨハネ福音書以外のマタイ・マルコ・ルカ各福音書は共観福音書と呼ばれるが、ヨハネ福音書はそれらとは一線を画したものとされる。 ヨハネ福音書はその思想性・霊性において、共観福音書をしのいでいる。 それはまず、あまりに有名な冒頭から開示される。 「

  • 綾部 健二 プラネット・アースの旗の下に 初出年: 2010年

    たとえば 古代ギリシャの彫塑であるなら 顔を欠き 腕を欠いても その背後に隠れている何かを ある時は眼 ある時は耳 ある時は心で 視ることもできるだろう &nbsp; だが 21世紀のいま おそらく この水の惑星は 引き返すことのできない変貌の途上にある それで ぼくたちは眼を閉じるのだ 両手をひろげて立ちすくむのだ &nbsp

  • 橋爪 文 少 年 初出年: 2010年

    ここから広島の郊外 夏草の残る練兵場 午前八時十五分 少年はこんなに朝早くから 昆虫でも探しにやってきたのだろうか 突然 一条の閃光が少年を貫いた 彼は一本の火柱となった 一瞬 炭素と化した少年は 焦土に大の字に横たわり 空洞の眼を大きく見開いて 天を睨んだ 空洞の口を大きく開いて天に叫んだ 母を呼んだか 兄弟を 友を呼んだか 痛みの叫びか 一本の歯も

  • 小説 水樹 涼子 ほたるの恋 初出年: 2010年

    第一章 蛍 火 ひとすじの川がある。 誰が名付けたかは知らぬが「思いの川」と呼ばれ、その名の通り多くの人々の思いを抱きながら流れている。 その川の畔に、かつて一軒の家があった。小夜子(さやこ)と日向子(ひなこ)の姉妹が生まれ育った家である。川が大きく曲がって淵になっ

  • 船木 倶子 哀しみなどというものは 初出年: 2010年

    哀しみはないのだ 哀しみなどというものは いま 終の間際にあろうとも すっかりの骸に もう野晒しが似あうとしても そのときそれまでの生が はたして生などあったのか もはや憶い出せなどしなくとも &nbsp; そうでなければあのように 吹いてはゆけない 風はすぎる 立ちどまる哀しみなどなくあのように 風はすぎる &nbsp;</p