検索結果 全1029作品 公開年逆順 公開年順 作家名逆順 作家名順 作品名逆順 作品名順

  • 自由と平和のための京大有志の会 声明書 初出年: 2015年

    一、声明書 戦争は、防衛を名目に始まる。 戦争は、兵器産業に富をもたらす。 戦争は、すぐに制御が効かなくなる。   戦争は、始めるよりも終えるほうが難しい。 戦争は、兵士だけでなく、老人や子どもにも災いをもたらす。 戦争は、人々の四肢だけでなく、心の中にも深い傷を負わせる。   精神は、操作の対象物ではない。 生命は、誰かの持ち駒では

  • 随筆・エッセイ 神武 夏子 『古事記を奏でるCDブック』上巻(抄) 初出年: 2015年

    目次 まえがき プロローグ 天地創造 はじめの神々 神世七代 第一章 伊邪那岐命と伊邪那美命 伊邪那岐命と伊邪那美命の国生み 伊邪邪岐命と伊邪那美命の神生み 黄泉国 禊ぎ祓い     まえがき 私は、エリック・サティと「フラン

  • コラム 小張 アキコ モントリオール、最高! 初出年: 2014年

    第37回モントリオール世界映画祭で最優秀芸術貢献賞に輝いた「利休にたずねよ」の田中光敏監督が「モントリオールは最高だ!!!」と言うのを私は何回も聞きました。 2013年、日本映画「利休にたずねよ」はコンペ作品に選ばれました。 物語は日本の中世、16世紀の戦国の世を生きた有名な茶道の家元の生涯です。 千利休が自害した事実は有名で、千利休の人生は多くの本になり、また彼について書かれた小説は数多く、日本のゴンクール賞ともいわれる有名な直木三十五賞を2008年下半期(第140回)に受賞した山本兼一の同名小説が原作です。 小

  • 曽我 貢誠 学校は飯を喰うところ 初出年: 2014年

    「さなぎ」の時代 中学生時代は「さなぎ」の時代である どうして「さなぎ」が蝶になるのか 本当のところ今でもよくわかってはいない 生長の休止期と呼ばれているが 黙って休んでいるわけではない 「さなぎ」は、様々な葛藤の中で もだえ苦しみ、壮絶な戦いを行っているのである 「さなぎ」の体内では、 イモムシの表皮の細胞はどんどん死に絶え 蝶への命を育む細胞は、どんどん分裂を繰り返していく そうして、最後

  • 評論・研究 池田 健 漱石『夢十夜』と坂の心理学 初出年: 2014年

    堀田坂(港区・渋谷区)/八幡坂(穴八幡宮=新宿区西早稲田二丁目付近の坂) はじめに 漱石作品の中で坂を描いたものは少なくない。ただし、夢の中に坂、あるいは坂をあらわす地名が登場する作品と言えば、筆者の知る限り『夢十夜』以外はない。本稿ではこの作品の中で坂あるいは坂を表すと思われる二つの場面を取り上げる。そして ①本作品において坂及び坂に関連する場所が描写されている場所の紹介 ②地名の現れ方から見る特徴 ③明晰夢(

  • 評論・研究 清水 純子 映画『ブラック・スワン』 初出年: 2014年

    ――多重構造のサイコ・スリラー     映画『ブラック・スワン』 (原題: Black Swan)2010年 アメリカのサイコ・スリラー映画、日本ではR15+指定作品。 スタッフ: 監督:ダーレン・アロノフスキー 脚本:マーク・ヘイマン、アンドレス・ハインツ、ジョン・マクラフリン 衣装デザイン:エイミー・ウエストコット キャスト: ニーナ…ナタリー・ポートマン、トマ…ヴァ

  • 押切 順三 押切順三詩集抄 初出年: 2014年

    男鹿半島 オトコ達ハトホク北方ヘ出稼ギス オンナ達ハ田ヲ作リサカナヲトル 草々茂リ今日ツユニ水陸共煙ル   ツユ上リ一瞬日ハ潟ト海ヲ結ビ 鷄鳴キシキリ山ト海ト水ト空氣ト コドモ達ハ既ニソノ境ヲ知ラナイ   破調亂調ノ美正調ノ美 コドモ達ハ何物ヲモオソレズ ツユバレノ海ハ靜カナレバ 尺五寸

  • 随筆・エッセイ 鈴木 真理子 『絶対にミスをしない人の仕事のワザ』抄 初出年: 2014年

    はじめに ミスをなくしたい。 これはビジネスパーソンに共通する課題ではないでしょうか。 「○○さんってミスが多いんですよ」、これが褒め言葉にはならないことを私たちは知っているからです。 会社に入ると、ひと通り仕事のやり方を教えてもらえます。でも、ミスのなくし方までは教えてもらえません。みんな試行錯誤しながら仕事をしているのが現状です。 ミスのない人は自分なりのテクニックを持っています。でも、「人に披露することでもないし」と謙遜したり、部下や後輩には「自分で失敗し

  • 小説 上島 秀友 鳬(ケリ) 初出年: 2014年

    鳧(ケリ)という鳥 二〇一四年五月、高円宮家の次女典子さまと出雲大社の禰宜(ねぎ)・千家(せんげ)国麿氏の婚約内定を伝える記事が新聞紙面を飾っていた。何でも千家家は天照大神の次男天穂日命(あまほのひのみこと)をご先祖とされる家系、さすが太古の昔より出雲大社の祭

  • 随筆・エッセイ 森 孝之 『次の生き方』(抄) 初出年: 2014年

    プロローグ 清豊を求めて ◆三つの啓示 早くから手を着けておいてよかったと思っていることが私にはある。「エコライフガーデン」と呼ぶ循環型の庭作りを、サラリーマン生活と両立させながら四十数年も続けてきたことだ。どうやら私は、生きながらにして天国で暮らす夢を追い求めていたのかもしれない。今道友信さんの『ダンテ「神曲」講義』によれば、天国とは働かずにぐうたらに過ごせるところではなく、やりたい仕事がいっぱいあって、好きなだけ勤(いそ)しめる

  • コラム 加藤 弘一 リニューアル採点 初出年: 2013年

    この数年、文学部の学生に電子メディアの基礎知識を教える授業のレポートに電子文藝館と青空文庫の使いかっての比較を出題している。わたしが電子文藝館の委員だということは伝えてあるが、学生はそんなことはおかまいなしに書きたいほうだい書いてくる。青空文庫の方がはるかに使いやすいという意見が大多数であるが、忌憚のない意見だけに電子文藝館のリニューアルには参考になった。 2011年度までは旧サイトを対象にしていたが、2012年度は新サイトに変えた。リニューアルの結果がどうでるか、こちらが採点される立場である。 引っ越ししたつもりだったが……</h

  • 随筆・エッセイ 青樹 生子 風ここちよく 初出年: 2013年

    〈目次〉 杉の葉のもてなし 端 居 落葉松の径 ――病う日々の中で 風の中を 数学の日々 面接室で 寝並びて 何時とはなしに 朗読会 落葉松の径 杉の葉のもてなし まだ学生だったときで、昭和四十一、二年ごろであった。 晩秋に郷里に行った。家が寺で、翌日にちょ

  • 随筆・エッセイ 伊藤 飛鳥 マグダラのマリア ゴルゴタの聖女(抄) 初出年: 2013年

    〔目次〕 女性が新世界を切り開く マグダラのマリアは私たち一人ひとりの中に 無から有を創り出したイエスの愛 対極の位置で魂の交歓を持ったイエスとマグダラのマリア イブ、聖母マリア、そして──マグダラのマリア イスカリオテのユダ 神とイエスと私たち さまざまな十字架 私はなぜキリスト教

  • 評論・研究 丹治 伊津子 夏目漱石「京に着ける夕」論 初出年: 2013年

    ―寄席・落語に始まった子規との交友― &nbsp; 漱石と子規の交友のきっかけとなったのは、共通の趣味である寄席・落語であった。一切の教職を辞し作家となった漱石の最初の小品『京に着ける夕』は、親友への追憶を込め落語的な発想で描かれたものである。明治の京都を「太古のまゝ」という視点で創作した彼の意図を考察し、落語発祥の地・京都の文化を再確認する。寄席に関した資料を以てこの作品を論証したい。 &nbsp; &nbsp

  • 池田 瑛子 『岸辺に』(抄) 初出年: 2013年

    青い炎 音を消し 目をつむると みえてくる 母の深い悲しみの跡 言葉にもなれず どこにも刻(しる)されず 零れる涙にもなれず 日々の暮らしに隠されていった ひりひりする心の傷みを ながい歳月 月と星々が読みとってくれただろうか 亡くなって十七年も経つ今頃になって 母の悲しみの炎が 夜の橋を 渡ってくる ほの ほの と もえる青い炎が <p class=

  • 柏木 隆雄 詩集『かんさつ日記』(抄) 初出年: 2013年

    ピオーネ &nbsp; ピオーネ ピオーネ ぶどうだね 宝石(ほうせき)みたいな なまえだね &nbsp; ひとつぶ ひとつぶ 大(おお)きいね ぶどうの王様<rp

  • 小説 稲上 説雄 老医師(抄) 初出年: 2012年

    気管支炎 その診療所は、大井川の上流、私が住む島田市内から車で一時間ほどの山の中腹にあった。眼下には、緩やかな谷間の両側に民家が点在し、谷底の駅の周辺には小さな町の活気も遠望できた。 老医師はアゴに白鬚をたくわえ、いつも柔和な表情で、時には眼光鋭く、時にはとぼけた眼差しで、常にこちらの心理を推し量っているかのように接してきた。 老医師は、海外を含めたいくつかの大学病院の精神科教授を勤め、静岡のある総合病院の院長を数年間勤めたあと、この静かな山村に小さな診療所を開いた。精神科、心療内科の他に、内科、小児科の看板を

  • 評論・研究 岩谷 征捷 にんげんの加害力 初出年: 2012年

    ―島尾敏雄・特攻待機の体験― 「はまべのうた」 昨年の暮れでしたか、寺内邦夫さんの『島尾紀‐島尾敏雄文学の一背景』(二〇〇七年、和泉書院)を読んで、いたく心を揺さぶられたということがありました。寺内さん自らが「立体的な敏雄文学研究」とおっしゃるその実証的な方法には、以前から注目していましたが、これは氏のお仕事の集大成といってもよい労作です。寺内さんは、神戸市外国語大学時代の島尾さんの教え子ですが、今回初めて知ることができたのは、「著者略歴」にさりげなく書かれた体験の重さでした。「関西学院中学

  • 小説 水樹 涼子 岸辺に生う 初出年: 2012年

    人間・田中正造の生と死(上) 《目次》 プロローグ――野焼き 第一章 故郷の懐の中で 第二章 青春の挫折を糧に 第三章 新聞人から政治家へ 第四章 鉱毒との熾烈な闘い &nbsp; &nbsp; プロローグ――野焼き &nbsp; 一面、炎の海である。 見渡す限り

  • 小説 水樹 涼子 岸辺に生う(下) 初出年: 2012年

    人間・田中正造の生と死(下) 《目次》 第五章 谷中村民とともに 第六章 悠久なる流れの中へ エピローグ――遊水地の風景 &nbsp; &nbsp; 第五章 谷中村民とともに &nbsp; &nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;足尾銅山の鉱業停止をひたすら求め続けていた多くの被害民にとってそのこと<